レギュレーションはアニソン派!projectのそれと同じです。
- yours - 鹿乃
- Princess Memeism (Prod. Snail's House) - 桜乃美々兎 (CV.小坂井祐莉絵)
- ファジータウン - KMNZ × ORESAMA
- Love♡Vacation - 松下、nayuta
- クリスタライズ - 水瀬いのり
- あたりまえだから - DIALOGUE+
- いつか、また。 - 上田麗奈
- 十年越しのラストピース - marasy, 堀江晶太(kemu)
- On Fire - Massive New Krew
- Hyper Bass (feat. Yunomi) - 神宮前参道學園 [桜乃美々兎 (CV.小坂井祐莉絵), 水上雛 (CV.大森日雅), 犬吠埼紫杏 (CV.長谷川玲奈)]
yours - 鹿乃
アルバム「yuanfen」より。アルバムの全曲を田中秀和 (MONACA)さんがプロデュースされており、アルバムを通して表現したいことが明確になっているからか、色々なアプローチを図りながらも統一感のある、完成度の高いアルバムになっていました。
「yours」は「腐れ縁」をテーマに制作され、カフェミュージックのような曲調の中に見え隠れする狂気が特徴的な一曲。間奏のプログレが格好良すぎる。
Princess Memeism (Prod. Snail's House) - 桜乃美々兎 (CV.小坂井祐莉絵)
作詞:鹿乃 作曲・編曲:Snail's House
電音部の曲って、キャラクターがDJバトル(?)でかける曲かと思っていたんですが、この曲だけ毛色が違っていて。
歌っている桜乃美々兎ちゃんは、「基本的に自分のことを世界で一番可愛く、世界で一番優秀で、世界で一番DJがうまいと思っている。……というのは建前で、基本的には努力家。しかし、努力に反して実力が伴わないことを虚勢を張ってごまかしている」キャラクターで、そんな子が自分のDJプレイで「弱い自分が一番嫌いで」と歌っている曲を流さないと思うんですね。
そんなわけでこの曲は美々兎たむのキャラクターソングに当たると思っていて、運営サイドもそのことは理解しているのか、特例として2曲目「電脳ロリポップ (feat. 周防パトラ)」を用意しています。バチバチの電波ソングです。
みんなも美々兎たむを、推そう!
ファジータウン - KMNZ × ORESAMA
作詞:KMNZ LITA・ぽん 作曲:HIDEYA KOJIMA・KMNCREW 編曲:HIDEYA KOJIMA
インターネットの曲。音源はTシャツと抱き合わせで販売されたらしい。
ORESAMAのサウンドクリエイターの小島英也さん、いろいろなところでお名前をお見掛けする気がします。(体操ザムライED「夢? - はてな」アレンジ、「かりそめ - Kizuna AI × 花譜」作編曲など。)
早回しして聴いてもいい感じ。一般流通するのを願ってます。
Love♡Vacation - 松下、nayuta
作詞:うらん 作曲・編曲:山口朗彦
『かけぬけ★青春スパーキング!』OP。山口朗彦さんの音!!
アイドルマスターミリオンライブ!を通ってきているので、山口朗彦さんを親だと思っています。
クリスタライズ - 水瀬いのり
作曲・編曲:栁舘周平(F.M.F)
去年の「Share the light - Run Girls, Run! / composed by 田中秀和 (MONACA)」と同じ聴後感を味わった曲。アニソン畑出身の作家がfuture的なジャンルを解釈するとこうなるんだ!と感動したのを覚えています。
栁舘周平さん、摩擦主義やUNKNOWNSを存じてますが、1曲の中での展開が豊かだなあと感じます。(と思いながらプロフィールを見に行くと「一本の映画のように展開するドラマチックな楽曲構成を得意とする。」とありました。その通り。)
あたりまえだから - DIALOGUE+
この情勢下でないと存在していない文脈の曲。
DIALOGUE+はとにかく明るい、前向きなメッセージを曲とパフォーマンスを通して発信していて、それってすごいエネルギーが必要なことだと思っていて、展開も透明度がかなり高いのに一度も綻びを見せてなくてすごいな~と思いました(感想文)。全曲ライブ、開催されてほしいですね。
いつか、また。 - 上田麗奈
作詞:RIRIKO 作曲:⼭⽥かすみ 編曲:笹川真⽣
アルバム「Empathy」より。アルバムの完成度が高い。
「声優」である特長を生かした曲作りをされていて、全曲通して歌声はほとんど調整されておらず、声の震え、感情の機微の生々しさがそのまま曲に乗っています。
レコーディングでは一曲を通して歌い切り、その中からいいテイクを選んでいたそうです。
十年越しのラストピース - marasy, 堀江晶太(kemu)
作詞:marasy 作曲:marasy・堀江晶太(kemu) 編曲:堀江晶太(kemu)
自分語りになりますが、marasyさんの演奏やボーカロイド曲、堀江晶太さんの楽曲を多感な時期に聴いていたこともあり、このコライトには思い出深いものがありました。
「六兆年と一夜物語」、「アマツキツネ」など、2人のこれまでの楽曲のフレーズが散りばめられているのも印象的です。
On Fire - Massive New Krew
一曲くらいはボーカルのない曲があってもいいんじゃないかと思って選曲。MNKのキックには温かみがある。
Massive New KrewはJavelinこと篠崎あやととTachibanaこと橘亮祐のHardstyleユニットですが、最近ではダンベルやリゼロのOPも手掛けられていて、アニソン界を牽引する存在になってますね。「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」のキックにもHardstyleの文脈を感じてしまいます。
年明けのTANO*Cのスーパーリリース、供給量が凄いことになっていて震えてます。
Hyper Bass (feat. Yunomi) - 神宮前参道學園 [桜乃美々兎 (CV.小坂井祐莉絵), 水上雛 (CV.大森日雅), 犬吠埼紫杏 (CV.長谷川玲奈)]
作詞・作曲・編曲:Yunomi
今年一番聴いた曲。
Yunomiさんの作る曲って一聴して彼の曲だってわかるのがすごいですよね。歌詞も俊逸で、アナグラムが散りばめられているのが特徴的です。ときあかしたらあいにきてね…
今年は「暴力的にカワイイ(新木場ageha)」、「電音部公式非公式DJイベント(秋葉原エンタス)」の2つの箱で聴く機会がありましたが、agehaの34機のオクタゴンスピーカーの鳴りはとんでもなかったので、agehaで電音部のイベントやYunomiさんの出演のあるイベントがあったら絶対行きたいな~と思ってます。音の空間表現が凄まじくいいです。
ちなみに、「暴力的にカワイイ」では特殊イントロがありました。
— なま (@m2r_an) 2020年11月21日
来年も素敵な楽曲に巡り合えますように。